おめでとう。

先日、久しぶりに友人と食事。
思えば、四半世紀の付き合いの彼女。
最初は同じクラスの女の子という“名前と顔は知っている。”という関係。
そこから、友人の友人として少し話すようになり、クラスが一緒になり、偶然同じ塾に通うという流れで、今に至る仲。


学生時代は、綿菓子みたいにほわほわした中で、時々ほんのりビターな小さい不安とか不満を呟いて、みんなで笑ってたなぁ。って、今なら思える。でも、あの時は、あの時で一生懸命いろいろ考えてたんだと思う。


卒業して、彼女にはいろいろ、本当にいろんなことがあった。
ずっと彼女はとんとんとんと順調に穏やかな波間に揺られながらいくのだろうな。と思っていたから、その都度いろいろと話を聞いていた。
しかし、最後の大きい波は彼女にとって一番ショックだったのだと思う。
それから、2年ほど彼女から連絡がくることはなく、わたしも彼女の悲しみの深さがわかっていたので、連絡をすることができなかった。


食事をしながら、たわいもない話をしていると「そういえば、私、結婚することにしたの」と、突然の報告。
彼女は、もう結婚しないのではないか。
そう思っていたから、びっくりして、嬉しかった。
彼のこと、今後のこと、いろいろ話したのに、1つだけ「新しい名字」を聞くのを忘れたことに帰宅して気が付いた。
でも、考えてみたら、わたしたちは結婚しても年をとっても、あの頃の名字に“ちゃん”をつけて呼び合うのだから、あんまり関係ないか。なんて、思ってみたり。